自分の力では、どうにもならないことで悩むのは、時間の浪費とストレスにしかなりません。
だって、悩んだところで、どうにもならないんですから。
にもかかわらず、「どうしよう」とか「どうにかしてやろう」なんて葛藤している人も、けっこう多いんじゃないかと思います。
たとえば、他人を変えようとする人。正義感の強い人ほど、自分の常識と食い違うことをする人を「改心させよう」と頑張ったりしますが、だいたいは徒労に終わります。
自分だけがストレスを抱え込んで、大損こくわけです。
よく言われることですが、他人を変えることなんて、そう簡単にはできません。
人には主観というものがあるのだから、感覚も常識も何もかも違って当たり前だし、そこに正解や不正解はありません。
ということは、本質的に説得は不可能です。
そこでストレスを溜め込むよりも、一歩引いて相手を眺めて、「へえ、こういう人もいるんだな……」「もう勝手にしてくれ、知ったこっちゃないわ!」と捉えたほうがラクなのです。
仕事面や金銭面で実害を被る可能性がある場合は、別の対処法を考えなくてはいけませんが。
自分の力では、どうにもならないことで悩む人。
もっと壮大なところで言うと、国や世界のことを憂える人もいます。
でも、そんなことより自分自身の心配をしたほうが、ずっと健康的だし建設的です。
まずは自分本位の優先順位で、できるだけラクに楽しくできるように生活を設計していく。
それ以外の、自分の力の及ばないところで決まることは、ハッキリ言って心配しても時間のムダとストレスになるだけで、意味がないと思います。
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