機関投資家にとってのビットコイン投資

世界有数のヘッジファンド「Bridgewater Associates」が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の「価値の保存手段」という側面をさらに掘り下げるポッドキャストを公開。
主に機関投資家の視点から、ビットコイン投資のリスクと可能性について語った。
創業者であるレイ・ダリオ氏は、一貫してビットコイン投資に慎重な立場を貫いているが、ビットコインは「とてつもない発明だ」と発言するなど、評価する姿勢も見せている。
また、同社がビットコイン関連ファンドを検討していることが明らかになり、今後の動向が注目されている。
同社の投資リサーチ部門を統率するRebecca Patterson氏は、ポッドキャストで、現在、ビットコインの注目度が高まっている理由は、ビットコインそのものとは関係ないと話を切り出した。
デジタルゴールドになる可能性
Patterson氏はさらに、機関投資家がポートフォリオを分散化するにあたり、金はその効果が証明されてきたが、ビットコインについての結論は、まだ確実に出せる時期ではないと述べた。
また、流動性の面では、ビットコイン市場は金市場の約10%、マーケットの限られた鉄鉱石市場に比べても、まだ半分の規模で、大口の機関投資家が容易に売買できるポジションを取れるかという点では、非常に限られていると指摘した。
このような点を総合して考慮すると、今のところ、ビットコインは、機関投資家にとって価値の保存手段となるには至っていないと結論を導き出している。
しかし、流動性や規制などの課題が解決された場合、ビットコインはデジタルゴールドになる可能性があり、ビットコインへの投資は「将来へのオプション」を買うようなものだとまとめた。
仮想通貨投資、初心者に知っておいて欲しい5つのこと

米電気自動車(EV)メーカーのテスラが総額15億ドル(約1600億円)相当のビットコイン(BTC)を購入したニュースなどを受け、ビットコインの価格は過去最高値を更新。
他の暗号資産(仮想通貨)の価格も上昇したことによって、新たな投資家が市場に参入している。
今回、香港メディア「Forkast.News(以下、Forkast)」は新規参入者に向けて、どのように仮想通貨投資を始めたらよいか、またどのようにリスク対策を行うべきかについてガイドを発表した。
初心者が知っておくべきことを5つにまとめている。
・リサーチから始めてみる
・長期投資を推奨
・基本を理解する
・詐欺に注意する
・セキュリティを意識する
・長期投資を推奨
・基本を理解する
・詐欺に注意する
・セキュリティを意識する
以上の5点を守って仮想通貨投資をしましょう。
ビットコイン暴落で仮想通貨相場がクラッシュ、コインベースのクジラは「買い集め」を示唆

日本市場では祝日開けとなった24日の暗号資産(仮想通貨)市場。
ビットコイン(BTC)価格は、前日比-4.66%の528万円(5万ドル)に。
22日から23日にかけて、ビットコインが暴落。
直近高値の58,000ドル(約600万円)から45,000ドル(約480万円)まで-23%下落した。
下落幅としては、20年3月のコロナショックや今年1月11日の大暴落(-28%)に次ぐ規模だ。
イーサリアム(ETH)は前日比一時30%安、XRP(リップル)は0.63ドルから0.36ドルまで、前日比一時40%以上下落した。
デリバティブ市場では、過去最大となる約56億ドル相当のポジションがロスカットされた。
最大手取引所のバイナンスが25億ドル以上を占め、Huobi(約14億ドル)、OKEx(7.5億ドル)が続く。
テスラ社のイーロン・マスク氏や米イエレン財務長官によるネガティブな発言を下落要因とする向きもあるが、デリバティブ市場の警戒感は日増しに募っていたことから、主因はテクニカルと需給面の過熱感(上方乖離)、及び利益確定売りに押されたものと思われる。
なお、暴落前には、16億ドル(1600億円)相当に及ぶ28,000BTCが、仮想通貨取引所ジェミニに送金されたとの観測もあった。
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