今回は刀根健さんの著書「さとりをひらいた犬」という本を紹介していきたいと思います。
仕事や人間関係・お金・健康・家族。
本当はこんな仕事したくないのにやらなきゃいけない、なんとなく引かれたレール上で自分の本当の気持ちは無視をして頑張っていたりしていませんか??
そんな人にオススメの本です。
この本ではそんなあなたが本当の自分、本当の自由が見つかるようなヒントがたくさんつまっている本なんです。
それでは早速みていきましょう。最後までお楽しみください。
1つ目物語のあらすじ
物語の主人公は優秀な猟犬ジョン、人間撃った獲物を追いかけて最後のとどめを刺すことでご褒美をもらう。
これがジョンの仕事で、ジョンはそれに喜びを感じ猟犬として生きることに何の疑いもなく日々を過ごしていたんです。
でもそんなある日、ご主人が撃った獲物に向かって走っていくとそこには瀕死状態のダルシャというジョンよりもはるかに体が大きいを狼がいてこう言われたんです。
俺たち誰かに飼われるために生まれてきたんじゃない。
俺たちの本質は「自由」だ。
こういうことを死に際にいわれました。
それが本当に自分がやりたいことなのか、自分の人生これでいいのか、こうやって疑問に思い始めたジョンはダルシャから教えてもらった本当の自分に目覚めた者だけがたどり着ける場所「ハイランド」、これを目指して1匹で旅をしていくんです。
そしてその旅の中ではいろんな出会いがあって命の危険にも晒されながらようやく本当の自分が何なのかを悟っていくという物語です。
おそらくですね、今本気で頑張っている人、でも本当に自分このままでいいのかな。そうやって心の中で1ミリでも思ってる人は絶対刺さる本ですのでぜひ読んでみてください
私たちを構成する3つの存在
2つ目「私たちを構成する3つの存在」という話です。
その3つの存在とは、
1体 2エゴ 3魂
この3つです。
まず「体」ですが、私たちは体がこの世界に存在して当然生きてますよね。
言ってみれば、体は私達がこの世界に生きるための乗り物です。食事をして、睡眠で疲れをとって、体が快適に動くように常に気をつけなければいけません。
その体の声を聞くことは当然重要になってきます。その声を無視して体を粗末に扱っていればいつかは体は壊れて、病気になり、やがて死んでしまいます。
2つ目が自我つまり「エゴ」なんです。
例えば狩りをする時に獲物はどこいるのか??どうやって獲物を追い込むのか??
敵から攻撃されたらどうやって身を守るのか??仲間とはどうやっていい関係を作っていくのか??
これを考えますよね。それがエゴで、この世界で生き残るために体を感じて自分の状況をよりよくするために計画をして考えて行動する。これが「エゴ」です。
ちなみに体とエゴのこの2つだけでも私たちは生きていくことができるのですが、それだけでは本当に生きているとは言えないと、この本で書かれているんです。
そこで最後3つ目が一番重要になってくるんですがこの本でも何度も出てくる「魂」です。
私たち人間は自分や自分たちの仲間のことしか考えられず、平気で多くの命を奪っています。
逆に体の声を聞くのは簡単で例えばお腹が空いた、眠たい、疲れた、こういってことってすぐ感じますよね。
エゴの声を聞くのも簡単で、どうすればお金を稼げるのか、どうすれば嫌なことから逃げられるのか、という自分のことばっかりなんです。
魂の声を聞くとちょっとスピリチュアな感じがしますが、自分が本当に大切なものとか、自分が本当にやりたいこと、こういったことって案外わかってない人多いんですよ。
たとえばあなたも今の仕事で毎日ストレスを感じているのに、頑張って無理して、出勤して、それはお金を稼ぐために必要だから、生きるために必要そうやって言い聞かせて無理したりしていませんか??
これだとただ生存しているだけになっている状態なんです。
そうではなくて、自分の魂の声は何と言ってるんだろう。何やりたいんだろう。それ本当にやりたいことなの。一度きりの人生これでいいのか。
こういったことを一度でもいいので真剣に自分に問いかけてみてください。そしたら少しずつホントの自分が見えてくるはずです。
ぜひで騙されたと思ってやってみてください。
恐れを見抜く方法
3つ目を「恐れを見抜く方法」という話です。
主人公のジョンは旅の中で赤い魔獣と呼ばれていて人間からも恐れられている大きなクマがいる山を越える。これがハイランドに行くためには必要な状態でした。
その途中でマーフィーという他の猟犬から仲間の優秀な猟犬達もそのクマに全員殺されてしまったことを聞かされます。
普通そんなことを聞いちゃったら怖くて躊躇しますよね。でもジョンは魂の声を聞いてこのまま進んだ。そうやって自分の魂が言ってるように聞こえて、そのクマのところまで行くんです。
でも実際そのクマを見たら熊が別に攻撃をしてきたわけでもないのに恐怖に押しつぶされてジョンは逃げてしまうんです。
その後のジョンは怖い、死にたくない、というエゴの声が大きくなり、5日間も動けずに山の麓をさまよいました。
実際にクマが襲ってきたわけでもないのに最初に聴いていた噂から勝手に頭の中で自分が殺される想像してしまい、恐怖を生み出していたんです。
そこから見えない恐怖に怯えてジョンは5日間恐怖という幻想と戦います。そしてまあ最終的にはジョンは最後は赤い魔獣の元に行くという決断をします。
この話で大事なのは人の恐怖とか不安とかってすべて自分の頭の中で作り出しているだけということなんです。
実際赤い魔獣はちゃんと会話もできてジョンを殺すということはありませんでした。
あなたを例えば仕事でこれをやって失敗したらどうしようとか、これ新しくやってみたいんだけどやっぱ失敗したらどうしよう恥ずかしいみたいに考えてしまって行動できないことってこれよくありますよね。
これも実際に起きるかもわからないことを想像して勝手に恐怖を作り出して自分で止めているんです。
一度きりの人生やりたいことをやって過ごした方がいいと思います。
ぜひ今あなたの中で何か少しでもやりたいことがあったら何でもいいので、ぜひねやってみてください。
それでも失敗してもそれはもう経験になりますから。
それでは本日の内容をまとめていきたいと思います。
1物語のあらすじ 2私たちを構成する3つの存在 3恐れを見抜く方法
という話した。
この本は小説スタイルでめちゃくちゃ読みやすくて、なんか生きるって何なのかを深く
で考えさせられる一冊でした。
さらに気になるなという方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。
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