アメリカの第44代大統領バラク・オバマは「黒いケネディ」と呼ばれていました。
絶大な人気を誇った第35代大統領、ジョン・F・ケネディに匹敵する演説の天才という意味です。
オバマは天才的な演説でアメリカ初の黒人大統領になることに成功しました。
彼の演説を聞いて涙を流す人もいるほどだったそうです。
オバマの妻、ミシェルもオバマにプロポーズされたとき、彼女は一度は断ったといいます。
だが、オバマが演説する姿を見て、彼に惚れて結婚を決心しました。
まさに人の心を動かす弁舌の才です。
感動的で完璧なオバマ演説には、意外と簡単な秘密があるのです。
それは、彼がいつもテレプロンプターを使って演説することです。
テレプロンプターとは、演説する者だけに、原稿を字幕で表示してくれる装置です。
オバマが演説の最中に少し口ごもったり、テロの犠牲者について話すうちに胸がいっぱいになって沈黙するといった突発的な動きなども、信じられませんが、すべてがテレプロンプターの原稿に書いてある演出なのです。
この習慣からわかるのは、天才的な才能もトリックで簡単に作り出すことができるということです。
演説と縁がない私たちも、この習慣は応用できます。
電話で話すことが苦手な人は、話したい内容を事前にメモして、読みながら通話すれば良いのです。
カンニングをしているようだが、罪悪感など感じる必要はありません。
学校のテストではないし、誰も損をしていないから。
オバマのケースからわかるように、結果さえ望ましければ方法はどうでもいいのです。
余談だが、テレプロンプターが故障したときのオバマの演説は酷かったそうです。
機械を利用するときには、故障に備える必要がありそうです。
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