名言を壁に貼って毎日それを眺める

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ピーター・ディアマンディスはシリコンバレーで15社以上の企業を設立した企業家です。

もっともよく知られている企業は1995年にレイ・カーツワイルと共同で設立したXプライズ財団です。

この財団は珍しい仕組みを持つ組織で、地球規模の難題の解決方法をコンテスト方式で募集するのです。

具体的には汚染された海の浄化方法、月面旅行のための宇宙船の作り方、自動車のエネルギー効率を高める方法など、多種多様です。

コンテンストは毎年2~3回開催され、毎回全世界からたくさんのチームが参加します。

課題が現在のテクノロジーでは実現不可能なこともあります。

たとえば「身体にタッチするだけで健康を診断するデバイスを作ってみろ」などです。

なぜ、こんなことをしているかといえば、莫大なお金で人々のチャレンジ精神を刺激するためです。

このコンテストに挑戦するのは、世界中の天才エンジニアや科学者たちです。

彼らの頭の中には素晴らしいアイデアが詰まっているが、お金がなければ試すことはできません。

Xプライズ財団は、このアイデアを発掘するために賞金とコンテストを用意しているのです。

身体にタッチするだけで健康診断ができるデバイスは、それが完成されたわけではないが、それを可能にする多くの技術やアイデアは集まりました。

また、「油で汚染された海を浄化する方法」を募集したときには、優勝したアイデアによって実用化にこぎつけました。

同財団の設立時の基金は3億円くらいだったが、現在では3兆円近いです。

AppleやGoogle、Teslaなど多くのグローバル企業から、莫大な投資を受けるようになったからです。

SFを現実化するようなアイデアで世界を変えようとする、まさにシリコンバレーらしい財団です。

さて、設立者のディアマンディスは、常にたくさんの企業で正しい意思決定を下さなければならない立場だから、意思決定に役立つ名言を壁に貼っておいて、毎日それを眺める習慣を持っています。

歴史上の偉人の言葉もあるが、自ら作り出したものもあります。

例えば、次のような内容です。

「走れるときに、歩くな」

「疑うときには、考えろ」

「速く行動すればするほど時間は徐々に流れ、より長く生きられる」

「勝つことができないなら、ルールを変えてしまえ」

「いいニュースは注目されない。悪いニュースが売れる。我々の脳はいつも恐れの対象を探しているからだ」

これらはディアマンディスの「オリジナル名言」だが、私たちの日常生活やビジネスに活かせる知恵が含まれています。

世界中で語り継がれている名言には、このように深い知恵が凝縮されているから、感銘を受けた言葉は壁に貼り出して噛みしめるのが良いでしょう。

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