感動は隠さず表に出す

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Appleの創業者、スティーブ・ジョブズはおかしな習慣を持っていたことで有名です。

会社のトイレの便器に足を突っ込んで水を流し、気分転換としていたし、若い時分には「りんごを食べていればシャワーを浴びる必要はない」という妙な信念を持って体臭で同僚を苦しめたこともあるくらいです。

最も有名な習慣といえば、毎朝、鏡を眺めながら、「もし、今日が人生最後の日なら、私はこれからしようとしている仕事をするだろうか」と自問自答する日課でしょう。

ジョブズの本質を見せてくれる奇妙な習慣は「常に泣いていた」ことです。

あまり知られていないが、彼は感情的になるとすぐ泣いていました。

若いころ、Appleを創業しようとしていたとき、パートナーのスティーブ・ウォズニアックが起業に消極的になると、ジョブズは激しく泣きました

Appleが大きくなったあとも、社員が自分の意図とは違った製品を提案してくると、社員たちの前でも泣きました。

だが、もっとも感情を露にしたのは、感動的な想像をしたときです。

彼はこう言っている。「私はたびたび、完璧な純粋さ――純粋な霊魂と愛――の中に私がいることを感じる。そのとき、私はいつも泣く」

このジョブズの一側面は、彼が並外れて豊かな感受性を持っていたことを示しているでしょう。

この感受性に着目すれば、ジョブズが関わった製品群が、なぜ、初めて手にとったときの感触や、直感的な操作を重視していたのかが理解できます。

私たちは、ちょっとしたことで感情的になっていた子ども時代から成長するにつれ、大人が人前で泣くことは恥ずかしいことだと「学習」していきます。

しかし、職業により差はあれど、感動を表に出すことをためらってはいけないと考えています。

すごいものを見て感動できない人が、すごいことをやってのけるとは思えないからです。

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