毎朝10分最も大事なことを勉強する

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ロンブ・カトーは、史上もっとも知名度の高い翻訳家のひとりです。

多数の言語を操る人のことを「ポリグロット(polyglot)」というが、彼女は16か国語に精通している、まさに天才でした。

ハンガリー出身の彼女は、母国語のハンガリー語に加え、英語、フランス語、ロシア語、ドイツ語の5か国語をネイティブレベルで使いこなしました。

それに次ぐレベルにあったのが日本語、中国語、スペイン語、イタリア語、ポーランド語で、その他の6か国の言語についても、雑誌を読んだり翻訳ができる技能がありました。

彼女は最初の同時通訳家のひとりとして、世界中を飛び回って活躍しました。

言語学者によると、カトーは全世界のポリグロットの中でも、最高の水準にあったといいます。

一般の人では努力しても3か国語を使いこなすのが限界と言われているから、16か国語というのは次元が違う能力です。

さらに信じがたいことに、彼女が外国語を学び始めたのは20代半ばになってからで、大学の専攻は化学と物理学でした。

そんな彼女が、言語の達人になることができたのは、正しい勉強習慣を実践していたからです。

カトーが自著で詳しく明かしているので、一部を要約してお伝えします。

・毎日その言語で思考する。毎日10分はその外国語で話す。特に朝が効率的

・学習意欲がないときにはあまり無理しない。かといって完全には諦めない

・意欲がないときには勉強の方法を変えてみる(読解の代わりにラジオを聴くなど)

・勉強したことを日常で活用してみる。たとえば街の看板や広告を解釈してみる

・文法から学ばず、言語から文法の規則性を発見する

これが不可能を可能にした彼女の勉強法です。

極めてまっとうな内容であり、外国語以外の一般的な勉強にも応用できるでしょう。

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