MicrosoftはOS(オペレーティングシステム)市場で大成功を収めた企業ですが、その後のインターネットの普及、スマートフォンの普及、クラウドの登場にきちんと適応できなかったため、それ以上の成長ができずに衰退しかけていました。
そんなMicrosoftを復活させたのは、2014年に新しくCEOに就任したサティア・ナデラでした。
彼の就任後、下落していた株価は大きく復活し、会社のブランド価値も世界第3位に復帰しました。
Microsoftの弱点だった最新テクノロジーに精通しており、前任のCEOたちと違って温和な性格で知られ、社員と積極的にコミュニケーションをとっています。
デスクトップPCの市場のシェアに安住しているうちに、インターネットはGoogleに、スマートフォンはAppleに負けてしまったMicrosoftにとっては起死回生の人事でした。
言うまでもなく、MicrosoftのCEOはとても忙しい職種です。
ナデラは多くの幹部たちと会議をしたり、政府関係者と会ったりしているうちに1日は終わってしまいます。
ひとりきりの時間などないに等しいです。
だから彼は、朝の出勤前の時間を最大限に活用する習慣を持っています。
ナデラは朝にランニングマシーンで30分ほど体を動かし、頭の中で仕事の計画を立てます。
そして、15分間はオンライン講座を視聴して、新しい知識を習得します。
IT企業のトップは、最新テクノロジーについて勉強し続けなければならないのです。
私たちは「忙しくて時間がない」とよく言い訳をしてしまうが、どんなに忙しくても、1日15分くらいは将来の自分に投資できることは、ナデラが証明してくれました。
結局は自分の身に返ってくることだから、1日のほんの断片を未来の自分のために使うのは良い習慣です。
コメント