皆さん、こんにちは。
今回はサチン・チョードリーさんが書かれた運が良い人になるための小さな習慣という本を要約していきたいと
思います。
この本はこんな人にオススメです。
・運がいい人になりたい
・成功者の法則を知りたい
そんな方におすすめの本です。
成功するには運が必要だというのはみなさんよく知っているかと思います。
しかし運は自分で定めることができるというのはあまりしっくりきませんよね。
実は成功者は自らの思考と行動で運が良くなるということを知っている人たちです。
運を良くするためには小さな習慣の力があればいいと著者はいいます。
そんな小さな習慣だけで運が良くなるのであれば試してみたくなりますよね。
本日の項目は
・たった1分の小さな習慣を積み重ねることであなたは心から仕事を楽しみお金の不安が消え笑顔の絶えない家庭を築く理想的な人生を手に入れることができる。
・やっぱり大事なのは習慣である
・運がいい人は可能思考で考える
・運がいい人は自分のファンをつくる
という順番で解説していきます。
やっぱり大事なのは週間である
この本の著者サチンチョードリーさんはインド人です。
1996年に13歳で日本に来たチョードリー氏、最初は片言の日本語で営業職をしていました。
しかし思うような結果は出ず預金残高がたったの3万円の時期もあったそうです。
そんな時たまたま出会ったインド人の大富豪にこんな助言をもらいました。
君はきっとうまくいくよ。
ちょっとだけ変わることができれば。
著者にはこの言葉が非常に響きました。
人はちょっとだけなら変わることができます。
そのちょっとだけを積み重ねればやがて大きな成功につながるのではないかと思ったからです。
その視点をもって周りの成功者たちを眺めていきました。
そうするといくつかの共通するパターンが見つかったといいます。
職業、年齢、国籍はさまざまでも成功者たちには不思議なほど似た法則を持っていました。
そんな彼らの思考と行動を自分のものにしたい。
そう思った著者にヒントをくれたのがヒンズー教の有名な格言でした。
心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。
この中で著者が注目したのは週間です成功者の行動を習慣として日常生活に落とし込むこと。それができれば心や態度が変わって、運が変わり人生が変わるはず。
そのように考えました。
著者は徹底的に成功者たちのパターンを観察しました。
そうして成功者たちの習慣をリスト化していったのです。
そのリストを眺めた結果著者は愕然したといいます。
なぜかというとそれらの習慣は簡単で誰でも1分でできることばかりだったからです。
著者はこれらの小さな習慣を続けた結果どうなったでしょうか。
平凡な一営業マンからスタートしたキャリアでした。
しかしその後を独立した後にはコンサルティング事業、人材育成事業、英会話事業などを経営する実業家になりました。
パナソニックや富士通などの名だたる大企業から指導を求められるようになりました。
時給70万円の国際コンサルタントとしてテレビにも出演しました。
華々しい成功を得たということです。
著者はこの本のなかでこれらの成功を実現した小さな習慣を伝えてくれています。
では続く2章からはその小さな習慣を紹介していきます。
では続いて運がいい人は可能思考で考えるについてです。
インド人の著者は日本人に対して節に思うことがあるそうです。
それは日本人にはまずできない理由を考える人が多い事。
やるより先にできない理由を考えて行動をストップしてしまう人が多いという点です。
どんなに優れた商品もサービスも最初は単なる思いつきです。
往年のヒット商品ソニーのウォークマンもそうでした。
これはと王子の名誉会長が機内で音楽を楽しみたいと思ったことがきっかけとして生まれました。
facebook もそうです。
マークザッカーバーグの大学時代の思いつきが始まりです。
同じ授業を履修している学生のリストが欲しいと考えたことがきっかけでした。
いつの時代もこのようなちょっとした思いつきから出たアイディアが大ヒットのきっかけになっています。
そうであるのに日本人はまずできない理由に固執してしまいます。
この不可能思考が日本人の行動を縛る鎖になっていると著者は指摘しています。
チャンスをつかめるようになるにはこの逆の可能思考が大切です。
ではこの可能思考はどのようにすれば身につけることができるのか。
この可能思考を身につけていく習慣を解説していきます。
可能思考を身につけるための習慣は3つです。
まず1つ目自分は運がいいと1日5回いう。
古来インド人は口にした事は実現すると信じてきました。
日本にも同じような考え方があります。
それは言霊の力です。
イメージを言葉にすることで、意識により強く焼き付きます。
自分で口に出した言葉は自分が一番よく聞いているからです。
ですので、自分に期待する言葉を口に出すといいということです。
例えば著者はこんな言葉を意識的に口に出すようにしています。
自分は運がいい自分ならできる。必ずうまくいく。
口に出すだけですから一変と言わず一瞬でできます。
ポジティブな言葉を口に出す。
それだけで気持ちも前向きになりますよね。
また、同様に目標を口に出すことにも効果があります。
目標を口に出せばその達成までの道筋をイメージするようになります。
目標を達成するまでの道筋を考える。
それはつまり可能思考の扉を開くことになります。
自分がなりたい状態をあえて口に出すこと。
今日からそれを実践していきましょう。
では続いて可能思考になるための2つ目の習慣迷わず人を頼る。
日本人には奥ゆかしさという美徳があります。
しかし、この意識が強すぎると悩みやトラブルを取手抱えることになりがちです。
人は本来誰かに頼られたい誰かを助けたいという気持ちを持つ生き物です。
ですので過度に遠慮する必要はありません。
誠実にお願いをすれば頼られた側も悪い気はしないものです。
一人で考えても答えが見つからないときは必ずあります。
そういう時は遠慮せずに人を頼り考える頭を2つ3つと増やしていくべきです。
ことわざにある三人寄れば文殊の知恵というやつです。
考える人が増えれば知見・試験・コネクションすべてが広がります。
一人では見つからなかった答えがたちどころに見つかることも多いでしょう。
それこそがまさに不可能が可能になる瞬間ということです。
ただここで一つ注意点があります。
家族友人同僚などに親しいというだけで助言を求めてはいけないという点です。
そのような親しい人たちは本気であなたのことを考えて意見してくれます。
たとえ自分がよく知らないことについてでもです。
例えば親に転職について相談したとしましょう。
おそらく終身雇用が当たり前の時代に育った親世代の方々は反対するでしょう。
それは親世代の人たちは現在の状況をよく知らないからに他なりません。
よく知らない人に助言を求めてしまっては意味がありません。
助言を求めるのならそれについてよく知っている人経験のある人に助言を求めましょう。
親しさを第一の基準にしてはいけません。
では続いて可能思考になるための3つ目の習慣ネガティブを断捨離する。
3つ目はネガティブを断捨離することです。
人は周囲の環境から大きな影響を受ける生き物です。
良いことを意識に刷り込むえば気分がよくなります。
一方で嫌なことばかりに目を向けてしまえばあっという間に気分が悪くなるものです。
ですので身の回りのネガティブを断捨離することが有効ですポジティブな要素だけで周りを満たせば自然とハッピーに近づいていきます。
では一体ネガティブの断捨離とは具体的には何をすればよいのか具体的には以下のようなものに対して断捨離を行います。
目にする情報出会う人遭遇する体験です。
一つ目の目にする情報の例としてはワイドショーが挙げられます。
ワイドショーでは痛ましい事故有名人の不祥事などの情報が伝えられていきます。
つまり、これらはネガティブを与えてくるということです。
ですので、ワイドショーを見ないことにする。
これ画面に対する情報の断捨離の一つの方法になります。
では次に2つ目の出会う人については、電話帳の確認が有効です。
・口を開けば不平不満ばかり言う人。
・他人の悪口や陰口ばかり叩く人。
・どうでもいい他人のゴシップばかり運んでくる人。
こういった人たちの連絡を削除してしまうという方法です。
著者は実際に定期的に電話帳のチェックをするそうです。
そしてこの人は最近ネガティブなことばかりを口にする。
そう感じる人については削除していくそうです。
では続いて3つ目の「遭遇する体験について」
日々遭遇する体験に対する感じ方は人それぞれです。
ですのでここではあえてセンサーを一段階上げてネガティブを探してみることが必要です。
本当は不快を感じていることなのに慣れてしまって気づかないというケースがあります。
また我慢するのが当たり前と感じているケースもあるでしょう。
意識的にネガティブを探す感度を上げなければ見つけられないのです。
そして見つけたら削除していくということでです。
食生活に不満があるのならがらりと変えてみる。
友人との交流に不満があれば距離感を見直せ。
そういうことを試していくということです。
著者はこれを1ヶ月できれば環境が驚くほど快適になると述べています。
ではここまでの内容をまとめます。
日本人はまずやらない理由を探すという不可能思考にしばられています。
成功者はその逆、やれる方法を探せ可能思考の持ち主です。
そして可能思考を身につけるために以下の3つの習慣を身につけましょう。
・自分は運がいいと1日5回いう
・迷わず人を頼る
・ネガティブを断捨離する
この3つの習慣でした。
では続いて3運がいい人は自分のファンを作る
人生を好転させる最も大切な鍵は人です。
なぜかというとチャンスは人が運んでくるものだからです。
ですのでどれだけ周囲に人を増やせるかということが重要になります。
著者は現代のビジネスで大事なのはファンづくりであるといいます。
自分のファンが周囲に多くなればより多くの幸運が運ばれてくるようになります
この章では運を運んでくるファンの作り方を2つ紹介します。
まず1つ目ギブアンドギブアンドギブで与え続ける。
ビジネスではよくギブアンドテイクと言います。
しかし著者の考え方は違うそうです。
テイクを求めずギブし続ける。
すなわちギブアンドギブアンドギブ。
とにかく与え続けるくらいがちょうどいいんだといいます。
あとで取り立てることは考えません。
損得抜きで提供し続けることが、相手の心に残るギブです。
これがファンを作る道になるということです。
ただ与えると一言に言っても高いものを上げればいいとか言う話ではありません。
立派な実力が必要というわけでもありません。
どんな人でも誰かにギブできるものを必ず持っているといいます。
例えば若くてビジネスパーソンとして未熟な人がいたとします。
この人は確かにビジネスのアドバイスはできないでしょう。
しかしその若い世代で流行っていることについてはベテランの人たちよりもよりわかるはずです。
流行がわかるということはその世代に向けたマーケティングにつながるということです。
同じように女性なら女性の母親がら母親のというようにそれぞれの立場の強みというものがあります。
自分だからこそ与えられるものは必ずあると考えましょう。
またそういったものが見つからない場合でも言葉と時間は必ずギブすることができます。
例えば「何か困ったことがあったらいつでも相談してね」という言葉。
これは社交辞令のようでもあります。
しかし、はっきりと私はあなたのために動くつもりがあると表明しているということです。
この言葉を贈られた相手は少なくとも悪い気はしないでしょう。
また誰かが忙しいタイミングがあったとします。
そのときあなたに手伝う時間があればそれはあなたにしか与えられないギブです。
ほんのちょっとしたことでも誰かに助けてもらえるのは嬉しいものです。
こうしてギブアンドギブアンドギブの精神を持ち続け行動を続けていくことが大切です。
そうすれば自然とあなたの周囲にはファンが増えていくことになります。
テイクは求めないということを最初に言いました。
しかし周りのファンから信頼されていれば仕事はスムーズに進むようになります。
実はこれこそがあなたが受け取るテイクになるということです。
では続いて運を運んでくるファンの作り方
「2つめ褒め言葉は事実の3割増しに盛る」
褒められると気分が良くなるというのは誰しもご存知かと思います。
著者はその褒め言葉の効果をアップさせるための秘訣を教えてくれています。
それは褒めるとき「事実の3割増を意識する」ということです。
根も葉もないことを言われても相手はうれしくは思いません。
ですので褒めるのは事実等を褒めることが重要です。
ただその時に少々大げさにして伝えてみるというのがポイントだということです。
いきなり他人に対してやるのは抵抗があるかもしれません。
なので、まずはもっとも身近な家族を相手に3割増しで褒めるをやってみてください。
例えば奥さんが美容室から帰ってきた時には素敵だねという感じです。
家族と一緒にいる時間というのは人生の中で大きなウェイトを占めます。
その家族をハッピーにできれば家庭が明るくなります。
家庭が明るくなればあなた自身も他の家族にも幸せな気持ちが映ります。
家庭は褒めの効果をとても実感しやすい場なので、是非試していきましょう。
ではこのあたりで最後に内容をまとめます。
1やっぱり大事なのは習慣である。
成功者は普通の人とちょっとだけ思考や行動が違います。
そのちょっとの違いを身につけるには小さな習慣が有効です。
小さな習慣によってあなたも成功者の思考行動を身につけることができます。
2運がいい人は可能思考で考える。
この章では可能思考になるための3つの習慣
・自分は運がいいと1日5回言う
・迷わず人を頼る
・ネガティブを断捨離する
ということについて紹介しました。
3運がいい人は自分のファンをつける
この章ではその具体的な2つの方法として
・ギブアンドギブアンドギブで与え続けること
・褒め言葉は事実の3割増しに盛る
ということについて紹介しました。
今回紹介した本「運良い人になるための小さな習慣」には運を良くしてくれる習慣が全部で40個紹介されています。
気になった方はぜひ本書を手にとって読んでみてください。
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