2021年の仮想通貨市場に影響する重要要素やイベント

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2021年の仮想通貨市場に影響する重要要素やイベント

Coinbase上場の注目からの盛り上がり

まず、コインベース(Coinbase)の上場とその注目から相場の盛り上がりです。
コインベースはアメリカ最大の暗号資産取引所で、2020年末に上場申請書類(S-1)を米証券取引委員会(SEC)に提出したいことが明らかになっています。

ビットコインのETF動向

次にビットコインETF動向です。
2020年末に米資産運用会社のヴァンエック・アソシエイツは、ビットコインを裏付けとする上場投資信託(ETF)設定の許可を米証券取引委員会(SEC)に申請しました。
ヴァンエック・ビットコイン・トラストはMVISクリプトコンペア・ビットコイン・ベンチマークレートのパフォーマンスを反映する予定です。

長期金利と緩和出口

次に長期金利と緩和出口です。
暗号資産市場堅調の最大の原動力は、機関投資家のインフレヘッジ需要であり、その背景には世界各国の大規模金融緩和、積極的な財政支援があるため、金融政策と財政政策です。

「存在感増すビットコイン、レンジ上抜けは時間の問題か」

今週12日にビットコイン(BTC)価格は、505万円(48,170ドル)を記録。大手信託銀行BNYメロン参入やテスラ社のBTC購入報道など好材料が相次ぎBTCは高値を更新した。

bitbankアナリスト分析

今週のビットコイン(BTC)対円相場は堅調。12日正午時点で相場は週足で20%強あまり上昇し、500万円周辺で推移している。

今週は米電気自動車(EV)テスラのBTC購入と支払い手段としてのBTC受け入れ方針が市場を席巻し、相場はこれを受け急伸。9日には初めて500万円台に乗せた。

その後は利益確定売りや低調な米消費者物価指数(CPI)を受け、対ドルで節目44,000ドル周辺(≒460万円)まで押すも、マスターカードの暗号資産(仮想通貨)決済本格参入や、米金融大手のBNYメロンが年内のデジタル資産管理業務(カストディ)の開始を受けて反転上昇。

12日朝方には9日の高値を上回り、5,114,435円の最高値を記録し、相場は短期レンジの上限上抜けをトライする展開となっている

先週のVISAに続き、クレジットカード大手のマスターカードの参入の他、テスラのBTC支払い受け入れやライドシェアのUberも仮想通貨決済を検討するなど、実需を生み出す材料が立て続けに出ており、相場には追い風が吹いている。

ボラティリティーが高く、現状では価値の尺度として安定しているとは言い切れない仮想通貨だが、今回のテスラの意向は「世界がビットコインを通貨として受け入れる方向で動いている」と言うCEOのイーロン・マスク氏のステートメントとしても受け取れる。

また、価値の保存法としてのBTC需要の高まりは、昨年からの機関投資家の本格的な市場参入、企業や生保のBTC運用開始、そして何より今週のBNYメロンのカストディ参入が物語っており、ビットコインの存在感はこの先も増していく一方だろう。

好材料に恵まれ、低調だった米CPIもそれほど相場に影響しなかったが、足元の相場はレンジ上限を挟み込み高値警戒感もうかがえる。

ただ、短期的な過熱感がある一方で、一目均衡表の三役好転や、ボリンジャーバンドのボージ(バンド幅の拡大)も出現しており、レンジの上抜けは時間の問題か。

調整が続くシナリオだとしても、レンジ中央や下限の水準がサポートとして機能すると見ている。

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