ブラック企業でもやめない人の心理
今回は
日本の現状は低賃金、過酷な労働。
それなのに会社を辞めない人の心理について書いていきます。
ブラック企業をやめないのは心のせい?!
アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーは
労働者は過酷な労働であればあるほど人は満足してしまうことを証明しました。
どういう実験かといいますと
二つのグループを作りそれぞれに単純でつまらない過酷な作業をしてもらいました。
それぞれ
Aグループには十分な報酬を
Bグループには少ない報酬を
支払います。
そうすると作業後にこの作業に満足できたかどうかを質問するとBグループの方が満足できたと答える人が多かったのです。
なぜこのような結果になったのでしょうか。
それは人は無意識のうちに不満を解消させようとする心理が働くからです。
今回の実験でいうと
Bグループは自分達は損してない。
満足できる仕事だから低賃金でも大丈夫。
と自分自身に言い聞かせているのです。
人は己の中に矛盾した行動があるとその状態に気持ち悪さを覚えます。
そしてその気持ち悪さを解消するために行動や言動を都合よく解釈してしまうのです。
これにより心身のバランスを保とうとするため過酷な労働での低賃金でも満足してしまうのです。
この心理を「認知的不協和の解消」といいます。
あなたはこの「認知的不協和の解消」になっていないか確認してみましょう。
終わり