FXで負けてしまう人の心理
突然ですがあなたは確実な利益がもらえる少額か、50%の確率でもらえる大金だとどちらを選びますか??
大体の人が少額だが確実にもらえるほうを選びますよね。
では次に確実にお金が減る場合と、50%の確率で前者の倍近くのお金が減るとしたらどちらをを選びますか??
多分多くの人が後者の50%の確率で大金を失う方を選ぶと思います。
これは人間の心理の部分で、利益はコツコツと貯めていけますが、資金が減るという面に関してはリスクを構わず負ってしまうという人が大半なのです。
これをFXに置き換えてみましょう。
コツコツと1000円貯めていくとしましょう。
あるとき自信があったので5000円でエントリーするとします。
しかし!!
負けてしまいました・・・
ここでふと頭に(次1万円で勝てば5000円の負けが戻ってくる)という考えが浮かんできます。
さてあなたはマイナスを受け入れて5000円をあきらめられますか??
それとも危険を冒して1万円で勝負しますか??
きっとその状況になると目の前で負けが起きたので8,9割の人が冷静な判断が出来ずに1万円でエントリーしてしまうでしょう。
これはもう人間が心理的に投資で勝てないようになっているのでしかたのないことだとも言えます。
あなたは自分のルールを守れていますか??
資金0.5~1%を守れていますか??
残念ながら大半の人は守れていないでしょう。
逆にいえばこれが守れている人、負けを許容できる人が8、9割の人の損失を儲けているのです。
人間は心理的に負ける仕組みになっているといいましたが、
もっと突き詰めていくとどういう人が負けているのでしょうか??
インジケーターに頼りすぎている
先人たちが築いた偉大なインジケーターですが、それも完ぺきではありません。
代表どころでいうと、ボリンジャーバンドやダウ理論を唱えた人はどちらも破産しています。
多分初心者さんでも聞いたことあると思う単語ですが、こんなに有名なものを発明した人でも破綻しているのです。
どれだけインジケーターがもろいかお判りいただけただろうか??
ただインジケーターだけではなくほかの理論と合わせて使うと勝率は上げることはできる。
教材・行使に頼りすぎ
「勝率80%の教材勝ったから、講師に教えてもらってから最強だぜ!!」
そもそもなぜFXやバイナリーなどで稼いでいるのにわざわざ教材料や、コンサル料をとるんですか??
もっと突き詰めるとなぜ赤の他人に教えるのですか??
稼いでるのに矛盾していますよね。
もちろんな中には本当に親切心で教えてくれる人もいますが決して多くはありません。
多分1000人に1の割合くらいでしょう。
あとは前者で述べた、自分の理論の確率、資金管理、メンタル管理ができていない人は負けます。
とはいっても人間なんで正直心理的な部分はしょうがないです(実際に私もメンタル部分で負ける日もいまだにあります)
そういう場合はあきらめるか、少ない金額でメンタルを慣らしていくしかないでしょう。
決して自己破産のしないような金額で取引することを願います。
負けた時の対処法
さて長らくお待たせいたしました。
ここからはFXで負けた時の対処法を書いていきます。
・チャートから離れる
まず一つ目の対処法としてはチャート画面から離れるというものです。
単純ですが効果は絶大です。
FXで負けてしまったときは相当精神が強くない限り焦って損を取り戻そうとしてしまいます。
特に初心者ならば負けてしまって無理にトレードまた負ける。
負の無限ループに陥ってしまいます。
そこで無理にトレードをしないためにはそもそもチャートを見ないようにするのです。
相場がわからなければ取引したいという気持ちも生まれません。
もし取引したい気持ちになってしまってもすぐに取引できない状況を作ってしまえば考える時間が生まれいったん冷静になれます。
特に初心者のころにはありがちな現象なのですがポジションを持っていないと落ち着かない症状。
ポジポジ病というのにかかってしまいます。
ポジポジ病はれっきとした病気です。
(笑)
ポジポジ病は結構重度の病気なのでこのポジポジ病が治らない限りは取引はしないでおきましょう。
・記録をつける
対処法の2つ目はトレードの記録をつけるというものです。
1回1回取引をしたらノートなどに記録を付けましょう。
できるだけ細かく記録をつけてください。
日付・時間・曜日・取引通貨・買いか売りか・図形・取引した根拠・その時の気持ち・終わった後の気持ち。
などを書いていってください。
そしてなるべく手で書くようにしましょう。
音声記録や文字を打つのと、手で書くという動作は使っている神経、筋肉の数が圧倒的に手で書く方が多いので印象に残りやすいです。
記録をつけることによって負けた時にすぐに負けを取り返そうとする取引を防ぐ効果が期待できます。
なるべく記録を細かく書くことによって時間をかけ頭が冷静になる時間を作ってあげるのです。
またあとあとノートを見返してどういう状況が自分が負けやすいのかを分析するのにも役立ちます。
FXでは勝とうとするよりもいかに負けないようにするかが大事です。
終わり