「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン[本要約] 

こんにちは。

今回は池田千恵さんが書かれた朝1時間ですべてが変わる morning routine という本を記事にしていこうかなと思います。

この本はこんなあなたにオススメで
・朝の時間を有効活用できる方法を知りたい。
・何が自分の本心なのかわからなくなっている。
・心穏やかに毎日を過ごしたい。

そんな方におすすめの本です。

皆さんは朝どのように過ごされていますか??

ぎりぎりまで寝て遅刻しそうになってしまったり朝一でスマホを見てなかなかやめられなくなってしまったりそういった方も少なくないのではないでしょうか。

本書では朝活の第一人者と呼ばれる著者が早起き生活を26年続けてたどり着いた最高の朝時間術を教えてくれています。

朝を有効的に使い1日のやる気向上につながる時間術を知ることができるのでとてもお勧めの本です。

では早速内容を見ていきましょう。

本日の項目
・時間が足りない
・キャリア将来が見えないという悩みは1日の始まりの1時間の使い方だけで解決できる
・早起きの最大のメリットは人生において一番重要なこうなりたいと願う未来のための種まきの時間をつけることができるということ。

朝の優先順位付けが人生を制す

皆さんはどんなモーニングルーティーンで生活していますか??

morning routineとは毎朝の決まった行動習慣のことです。

一般的には慣れ親しんだパターンのことを指します。

それゆえにその内容は変えられないものと思われがちです。

しかし、本書はモーニングルーティーンを戦略的に変えていくということをお勧めしています。

自分のなりたい未来に向けて日々の小さな行動積み重ねていくその行動こそがその人を形作っていくという主張です。

皆さんの中にはこういったことに悩んでいる方がいるのではないでしょうか。

毎日忙しくて時間が足りない自分がどうしたいのかがわからずキャリアや将来が見えない。

結論から言ってしまうと時間が足りない。

キャリア将来が見えないという悩みは朝時間で解決できます。

もっと言えば一日の始まりの1時間の使い方だけで解決できてしまうんだと著者は言います。

著者は10年以上早起きを指導してきています。
早起きがうまくいかない人続かない人成果を出せない人などこういった方にはある共通の傾向があるそうです。

それは優先順位の付け方がわからない。
優先順位付けが間違っている。
途中で目的を見失いがち。

というような共通の傾向です。

例えば夜に勉強をしているとき次の日の朝から予定があったとしたら優先すべきものは睡眠のはず眠たいな日夜遅くまで勉強を続けても効率が悪くなります。

しかし、優先順位をつけるのが苦手だと今の自分に必要なのが睡眠や休息だといった判断ができません。

結果的に遅くまで勉強してしまったり、ダラダラ夜遅いくまで起きてしまったり、睡眠時間が適切でなければ朝起きられないのも当然です。

そして優先順位がつけられなければ生き方やキャリアの方向性もブレるでしょう。

自分のすべきことしたいことではなく時系列順。
言われた順。
期待に応える順に物事を進める。

そして、動くタイミングを逃し今する必要がないことに時間を費やしてしまうそんなようでは時間
が足りないキャリア将来が見えないという悩みは解決するはずがありませんよね。

著者は朝自分にとって一番重要なことをタスク化するモーニングルーティーンを進めています。

早起きすることで今の生活習慣を見直す。
そして睡眠時間をきっちり確保して、朝の時間で大事なことに集中する早起きは優先順位をつける訓練になります。

無理・無駄・ムラを削り集中すべきことにエネルギーを全力で注いでください。

それでも朝早くは難しいという方安心してください。実は本書で紹介する方法は何時に起きるか、起きる時間の速さは大した問題ではありません。

始業前に1時間集中できる時間を作ることができれば十分だといいます。

夜勤の方なら夜勤前の夕方などに行っても問題ありません。

これならどんな生活スタイルの方でも挑戦できるはずです。

本書では自分が人生において一番大切だと思っていることのためにすべきことを種まきの作業としています自分にとっての種まきが何なのかを見極めるそのためには正しく優先順位をつけられるようになることが大切です。

まずは自分がどういう人生を送りたいかどんな状態を幸せに感じるのか自分の思考を明確にしておきましょう。

優先順位はライフステージによっても変わってきます。
一旦決めたら変えてはいけないものではませんその都度今の自分の優先順位について立ち返ってみましょう。
最初にこの思考を知っておけば今頑張らなければいけない事と放っておいて良いことが明確にできます。

念のためにとりあえずというものに時間を使われないようにしましょう。
無駄な時間を過ごさないためにも優先順位は役に立ちます。

では続いてに戦略的モーニングルーティーン。
朝1時間のモーニングルーティーンは前半の30分で1日のタスク分け。
後半の30分でタスク分けをした中から未来の理想に向けられたタスクを実践していきます。

タスク分けは紙やペンがあればできます。

手触りやペンのスベリ、持ち歩きやすさなど、自分が使っていて心地いいと思えるものを妥協せずに選びましょう。

では具体的にどのように仕分けしていくのか解説していきます。
まずは、毎日の習慣です。

3ステップあります

step 1
 頭に浮かんだ今日のタスクを洗いざらい頭の外に出し切る
step 2
 4色に色分けして種まきを見極める
step 3
 種まきを細かい粒に仕分けし過ぎに取り掛かれる状態にする。

順に説明していきます。
step 1頭に浮かんだ今日のタスクを洗いざらい頭の外に出し切る。
まずはその日のタスクを書き出していきます。
黒ペンや鉛筆などでひたすらリストその際やりたいことか、どうかやるべきことかどうかは気にしなくていいです。
ひとまず思いついたものを書き出していきます。

その日1日では終わらないようなタスクも思いついたら書いて大丈夫です。
頭の中のモヤモヤを解消するような感じで全て出し切りましょう。

もしなかなか思い浮かばないという方は次の項目をリスト化することから始めてみてください。

1日のタスクはだいたい次の5つに分けられるものが多いです。

・連絡したい人
・今後進めたいプロジェクト
・将来やりたいこと
・提出する課題
・読みたい本、資料

というわけで以上が
step 1
 頭に浮かんだ今日のタスクを洗いざらい頭のそうに出し切るというステップです。

そして、次にステップに4色に色分けして種まきを見極める。
このステップではそれぞれの項目を例外なしに次の4色に色分けして視覚的に優先順位が分かるようにしていきます。

緊急でなく重要なもの赤、緊急で重要なもの緑、緊急ではあるが重要ではないもの青、緊急でも重要でもないもの黒です。

色分けは下線を引いたり丸をつけたりマーカーで印を付けたり好きなやり方でいいです。

ポイントは迷ってもとりあえずいい情景をして優先度を決めてしまうということ慣れてくれば物事の判断スピードが早くなり結果的に自由に使える時間が増えていくはずです。

ちなみに著者はこの色気をこう表現しています。

種まきの赤、刈り取りの緑、間引きの青、塩漬けの黒それぞれの判断基準はこうです。

種まきの赤、心身の健康を維持するための投資、健康管理、運動、家族や恋人など、自分にとって大切なこと。
たとえば、自分の時間を全て当ててもいいくらい仕事が好き、積極的にキャリアを積みたい。
こういった方は評価を上げるための自己投資やスキルの取得を種まきにします。

プライベートを重視したい方は、趣味のスキルアップや仕事を効率的に終わらせるためのスキルの取得。
今の仕事とは別で副業など異分野の経験もしたい方は今まで自分がやってきたことの棚卸しや、今後のキャリア設計の見直し、仕事にしばられずに自分の好きなようにやりたい方はお金を生み出すための準備や市場価値があるもののリサーチなど、種まきにあたるタスクはその人の思考によって変わってきます。

次に刈り取りの緑これは目の前の生活や仕事に直結するものです。

例えば重要取引先からの連絡や日時が決まっているプレザン重要な会議の資料など、そして間引きの青やらなくても本当は大きな影響はないけれど目の前の状況のせいですぐに取り掛からないといけない気持ちになるものです。

例えば急がない電話やメール空いた時間でこなせばいいもの、そして最後は塩漬けの黒。

そもそもやっている意味がないままは思考停止で続けているものです。

雑用や暇つぶしなどのことです。

どうでしょう。
なんとなく色分けのイメージを掴んでいただけたでしょうか。

ここまでできたら最後のステップです。

step 3種まきを細かい粒に仕分けしすぐに取り掛かれる状態にする。

色分けして優先度が視覚化できるようになったら、緊急でなく重要なものに当たる種まきの赤を仕分けます。

そしてすぐに実行可能な状態に持っていきます。

もしこの時その日1日のタスクに種まきがない場合は向こう1週間の予定から種まきを抜き出しても構いません

種まきタスクを実行可能な状態に持っていくというのをやることを分解して明確化する作業です。

何をすればいいのかどういった作業が必要になるのか、自分でどこまで出来るのか、他の人に任せられる部分はあるか、など何をどこからどうするかを明確にします。

例えば新規取引先に企画書を作成する。
というのが種まきタスクにある場合、次のように分解することができます。

・クライアントの悩みが何かを調べる企画案を考える。
・上司に一度チェックしてもらう。
・クライアントからもらいそうな質問をリストアップして回答を用意しておく。
・プレゼンのリハーサルをする

など実際にはもっと細かく分解できるはずです。
このような種まきタスクの分解は1種まきにつき1ページ使います。

他の種まきタスクと同じページに書くのはやめましょう。

どこまでやったかわからなくなりやることがたくさんあるように見えてやる気が衰退してしまう原因になります

最初はこの分解の作業に時間がかかると思います。
朝1時間で終わらない場合は何日かに分けて作成してもいいでしょう。

あとは進めるだけの状態にするということ自体が重要です。

そしてもう一つ重要なのが最初から完璧を目指す必要はないということです。

すべてのタスクを分解する必要はありません。

大事だと分かっているのに手つかずになってモヤモヤする気になっているのに進まない。
こういった種まきのみを分解しましょう。
達成率は8割ゆるい感じで始めてみればいいです。

またタスクを管理する上では見直しも必要です見直しのタイミングはまあ一周毎月3カ月から半年に一度まずは週に1度30分ほど時間を使って先ほど紹介した次の5つの項目を見直しましょう。

連絡したい人。
今後進めたいプロジェクト。
将来やりたいこと。
提出する課題・
読みたい本、資料

キリがいいので月曜日に行うのがおすすめです。

1週間経つとだいぶ片付いているタスク全然進んでいないタスクが出てくるはずです。

この段階で進んでいないタスクを来週に持ち越すべきかどうかを判断します。

もちこさなくても支障がでないと判断したものに関しては潔くやるのをやめればいいのです。

持ち越すと決めたもの、どうしてもやめられないやめたくないでもなかなか手をつけられない。
そんなタスクに関しては戦略的先送りとして来週に再度チャレンジします。

1ヶ月の終わりにはすべてのタスクをもう一度見直して棚卸ししましょう。

この方法を行えばタスクが完了できなかったと落ち込むことはありません

戦略的に先送りしたものかもともとやる必要がなくタスク化を止めたものしか出てこないからです。

また3ヶ月間半年に一度はマインドマップやガントチャートを活用して、手段と目的が混合しないように工夫する
といいそうです。

では続いて・3環境を変える。

スタートアップの法則タスク管理をする方法が分かったところで、朝の時間を作り出せなかったら意味がないですよね。

そこでこの章では朝1時間の生み出し方をお教えします。

早起きが成功したり失敗したりと安定しない人はこの方法を実践してみてください。

そもそも何かの習慣を意思ややる気だけで継続できる人はほぼいません。

早起きは目的ではなく手段です。
そのやる気を仕組みとして生活に組み込むことが大切になっていき、またもう一つ大事なの睡眠時間を削らないと決心すること。

早起きのために睡眠時間を削らないといけないという考えは間違いです。

早起きの国に留学したと思って生活時間を朝にシフトするそう考えると良いそうです。

実際1時間の外国に来たと思って朝型生活をスタートさせてみましょう。

生活時間を朝にシフトして朝1時間を作るそのためには朝活のスタートアップを実践してみましょう。

朝活のスタートアップとは次の4つのステップを順番に行うことです・

1スリープ最適な睡眠時間を確保する
2ターゲット施工別に種まきを設定する
3タイム種まき時間を作るために朝の8時を自動化する
4バックアップ失敗しても凹まないようにバックアッププランを立てる

という4つのステップです。

ではそれぞれ掘り下げていきます。

まず
step 1
 スリープ最適な睡眠時間を確保する。
個人差年齢日中の活動度体調など、最適な睡眠時間は人により大きく変化します。
何時間睡眠だと自分のパフォーマンスはどう変わるのか。
これを把握しておいてなるべくその時間分の睡眠をとれるようにします。

まずは最適な睡眠時間を知るために実験的に睡眠時間を変えてみましょう。

そして自分の体調や気持ちがどのように変化するのかを観察すればいいです。

続いてstep2
ターゲット趣向別に種まきを設定する。

なんとなくという理由で朝活を始めると続きません。

どんな状態になれば成功なのか数字で具体的に目標を定義した上で朝の時間割を建てる方が続けられます。

この時目標は細すぎると手段と目的が混ざりやすいんだといいます。

しかし大雑把過ぎると前に進んでいる感じがしません。

目標防大目標と小目標に分けることがおすすめです。

例えば仕事に思い切り力を注ぎたい人は、大目標を来年の3月の人事考査で最高評価をもらうこと。

小目標を会社の売り上げに貢献できる企画を1週間に5個アイディア出しをする。

と決めるこういった具合です。
数字で具体的な記述や目標などを定めるようにしましょう。

では続いて step 3 time
種まき時間を作るために朝の8時を自動化する。

朝1時間を確保するためにはそれ以外のことにあまり時間をかけないようにします。

パターンを作っておけば迷いなく朝の支度を進められるはずです。

歯磨きや洗顔と同じようにやらないとなんだか気持ちが悪いというレベルにまで持っていきましょう。

続いて step 4バックアップ失敗しても凹まないようにバックアッププランを立てる。

ここまでしてもやはり計画通りにいかないこともあると思います。

スケジュールを立てるときは必ずそれ通りにいかなかった時のバックアッププランを立てておきましょう。

繁忙期とそうでない時のプランをそれぞれ考えておくのもおすすめです。

こういうときにはこうするというを最初から決めておけば予定通りにいかなくても落ち着いて対処することが
できます。

ここまで紹介したスタートアップを実践できれば時間の使い方に敏感になっている状態ですやりたいことがあっても様々なノイズにかき消されて本心がどうかわからなくなっている方状態を整理して攻めの時間をつけるのが朝1時間のmorning routine の本質です。

自分の人生をより良いものに磨き上げて自分主体で人生をつくっていきましょう。

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