北京のデジタル人民元実証実験、現金化を視野にATMを導入

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中国・北京の最新デジタル人民元実証実験で、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)を現金、または現金からCBDCに交換できるATM(現金自動預け払い機)が導入されたことが分かった。

同テストの一環として、中国工商銀行は、e-CNY(デジタル人民元)のアイコンが記載されている北京の2つの支店で8台のATMを用意した。

なお、これら8台のATMはデジタル取引(digital transaction)機能が搭載されており、利用者はこの機能をATMで選択することによってデジタル人民元と現金が交換できる。

ビットコイン(BTC)がナイジェリアで800万円超え?市場価格を50%以上上回る異常高騰

アフリカ最大の経済規模を誇るナイジェリアでは、2月5日に中央銀行が国内の金融機関に対して、ビットコイン(BTC:Bitcoin)の全面取引禁止を通告しました。

国内の暗号資産(仮想通貨)取引所へのすべてのサービスを禁止することと、仮想通貨関連企業の口座を停止するという厳しい内容です。

しかし、現在もナイジェリアではビットコインが、国際市場価格を52%も上回るプレミア価格で盛んに取引されています。

その背景にあるのは極めて不安定な通貨ナイラ(NGN:Naira)と、常にインフレ傾向にある国内経済への不信感です。

仮想通貨取引所のナイジェリア参入

ナイジェリア中央銀行が銀行他金融機関に仮想通貨取引をストップさせたことで、銀行は仮想通貨取引所との連携を断ち切られ、フィンテック企業も仮想通貨関連サービスを停止しましたが、その状況下で主流になったのがP2P取引です。

現在、P2P取引の利用がアメリカに次ぐ世界第2位となったナイジェリアでは、中央銀行による仮想通貨の取引禁止措置でさえ、ほとんど妨げにはなっていません。

P2P取引プラットフォームでの取引総額は飛躍的に伸びており、仮想通貨業界大手企業もナイジェリア市場への参入を画策しています。

法定通貨の代替手段を探さないのは「愚か者だけだ」=イーロン・マスク

2月19日、イーロン・マスク氏は、仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)がブルームバーグに対してコメントしたのに応えている。

CZは、ドージコインに関するテスラ共同創業者であるマスク氏の発言に驚きを表明していた。

イーロン・マスク氏は現在の金利を考えれば、法定通貨の代替通貨を探さないのは「愚か者だけ」だとツイートした。

マスク氏はツイッターで次のように述べている。

「テスラの行動は私の意見を直接反映していない。現金よりも流動性が少ないビットコインを持っていることは、S&P500企業にとっては十分に冒険的だ」。

ゴールド支持派のジェフリー・ガンドラック氏「ビットコインに対する考え」に変化

金(ゴールド/Gold)を長期的に支持していることでも知られる米国の著名債券投資家Jeffrey Gundlach(ジェフリー・ガンドラック)氏は、2021年2月18日のツイートでビットコイン(Bitcoin/BTC)に対する否定的な見方を一転させ、『ゴールドと同じようには見えないものの、おそらくビットコインはここ最近の資金の波が押し寄せる”刺激資産”となっている』との見解を示しました。

金(ゴールド/Gold)を長期的に支持している同氏は昨年10月に「Real Vision」のインタビューに応じた際に『ビットコインを完全に嫌っているわけではないが、私はビットコインを信じていない。追跡できないというのは嘘で実際には追跡可能であり、匿名ではないと思う』といった否定的な見解を示していましたが、2021年2月18日のツイートでは「金・ドル・ビットコイン」などの資産に対する自身の考えに変化があったことを明かしています。

ガンドラック氏は『私は長期的にドル弱気派・ゴールド強気派だったものの、ここ6ヶ月間以上は両方の資産に対して中立だった』と述べており、新型コロナなどを含めた様々な要因で価格高騰が続いている現在のビットコイン市場については『ロート(じょうご)に大量の流動性が注がれて激流が生じている。

おそらくビットコインはそのような激流に刺激される資産となっている』との見解を語っています。

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