世界一有名なボディビルダーといえば、アーノルド・シュワルツェネッガーでしょう。
彼は、プロボディビル界の最高峰といえる大会「ミスター・オリンピア」で通算7回の優勝を果たしているが、それを超える8回連続優勝の記録を持つのがロニー・コールマンです。
1980年代がシュワルツェネッガーの時代だったとすれば、1990年代~2000年代はコールマンの時代でした。
彼はアメリカンフットボールの選手として活躍したあと、警察官となり、そのまま大会に出場した異色の経歴を持っています。
彼はボディービルダーのなかでも最も重いウェイトを使うことで有名です。
たとえば、ベンチプレスは200キロ、デッドリフトは360キロ、レッグプレスに至っては1トンのウェイトという具合です。
ボディビル史上屈指の怪力と言っても間違いないでしょう。
彼には面白い習慣があります。
このようなとんでもない重さのウェイトをリフトするときに、気合を入れて「LightWeight!!(軽いウェイト!)」と叫ぶのです。
この習慣は「自己暗示」と言われる心理テクニックのひとつです。
言葉を使って自分の思考と感覚を操作することが狙いなのです。
かつては催眠術の一種のような扱いだったが、現代では脳の活動状態が撮影できるようになり、自己暗示が実際に効果があることが科学的に証明されています。
コールマンほどではないにせよ、ビジネスマンにもオフィスで気が滅入りそうな、重たいノルマがのしかかることがあるでしょう。
「なんて重いノルマなんだ……」「とても実現できそうにない……」などと考え始めたら、ネガティブな思考が止まらなくなります。
まずは仕事を始める前に、自身に気合を入れて「このくらい簡単に終わる!」「なんてことのない数字だ!」と心の中で叫んでみよう!
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