今週の相場の動きは

28日にアメリカを筆頭に金融市場でリスクオフムードが強まる中ビットコイン価格は一時3万ドルを割り込みました。
しかし、29日にはテスラのCEOのイーロン・マスク氏が自身のTwitterのプロフィールを「#bitcoin」に変更。
するとビットコイン価格は一時387万ドルまで急高騰しました。
ビットコインの下落が強くなっていく中で最高値を超えるいい刺激になったのではないかと思います。
38,000ドルが抵抗線となっていますが、ここを突破、維持できれば40,000ドル、さらには41,959,63ドルまで上昇する可能性も高まり、これも超えれば50,000ドルまでの可能性も見えてくると思います。
bitbankのアナリスト分析の人は次のように分析しています。
今週のビットコインの対円相場は上値が重くも底堅く、先週21日の三角持ち合い下離れ以降、289万円まで下げ止まり、同持ち合い下辺回復に2度トライするも失敗し、362万円を上限にレンジで方向感に欠ける展開となっている。
27日には、アジアから欧米の株式市場で、リスクオフムードが波及し、リスク回避のドル買いが相場の重石となったが、日本時間の28日朝方の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が「テーパリングの議論は時期尚早」と市場の早期テーパリング開始懸念を一蹴すると、相場は機敏に反応し、反転上昇。
加えて、28日には、、話題のReddit個人投資家たちがドージコイン(DOGE)に殺到し、DOGE相場を暴騰させたこともBTC相場の支援となり、、レンジ上限を目指す展開となりました。
三角持ち合い下離れにより、チャート上では、下降トレンド入りが示唆されていたが、予想以上に底値が固かった。
今回のFOMCは、政策金利の据え置き、資産購入ペースの維持で、テーパリング否定と予想通りの内容ではあったが、予想以上に市場は早期のテーパリング議論開始を警戒していた様子。
ただ相場は依然としてレンジ内での推移となっており、一喜一憂は禁物だ。
FOMCの声明は、コロナ禍を受けた経済と、雇用の回復ペース鈍化を危惧する文言が追加され、これが今週の株価押し下げ、ひいてはドル高の要因となった。
これは感染拡大抑制や、ワクチン接種が進むに連れて、解消されていく懸念であると考えられるが、直近では、ISM製造業景況指数、EUのGDP速報値、米雇用統計など、冬場のコロナ感染拡大の影響を受けた時期の重要指標の発表があり、これらが市場の予想を下回る暗号資産市場にもリスクオフが波及する可能性がある。
と述べています。
今回のイーロン砲もそうですが、仮想通貨市場にとっては重要な局面になりそう。
来週はこれらの指標に注視しつつ、ロングで入るか、見送るかの判断をしていきたいと思います。
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