78:22の法則
世界の殆どは78:22の法則でできています。
例えば私たちが呼吸している地球の空気はおよそ78%が窒素でその他の気体が22%です。
生まれたばかりの赤ちゃんの体内は約78%が水分でできています。
正方形の中にすっぽり入る円を核と円の面積とその他の部分の面積がおよそ78:22になります。
正方形の中にすっぽり入る円を核と円の面積とその他の部分の面積がおよそ78:22になります。
経済界でもこの78:22の法則はたびたび話題となり「ユダヤの法則」とも呼ばれます。
この78:22の法則は「ユダヤ人の法則」とも呼ばれていますが、ユダヤ教から由来が来ているのではありません。
ではこの78:22のもとはといいますと、日本マクドナルドの創設者である藤田田氏です。
藤田氏が1972年に書いた本「ユダヤの商法 世界経済を動かす」に記されています。
藤田氏が通訳としてアルバイトをしていた時に、ユダヤ人アメリカ兵の自由な生き方にあこがれ、起業します。
その時に78:22の法則が書かれているので藤田氏のオリジナルの部分が多いでしょう。
経済界でもこれを大雑把にし、8:2という黄金比が存在します。
例えば、「2割の金持ちに8割の富が集中する」とイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱しています。
逆に「8割の低所得者に2割の富しか行かない」とも提唱しています。
経済界ではこの法則を「パレートの法則」と呼ばれています。
一般的なものは8割のアリが怠けて、2割のアリがちゃんと働きます。また、不思議なことにこの2割のアリだけにしてもそのまた8割が怠けてしまうというものです。
この例は人間の社会にも当てはまるとされています。
これは社会という組織の中では非常に重要なことで、みんなが同じように同等に働いてしまうと、みんな同じに疲れてしまい、せっかくの食料を確保するチャンスや、外敵が来た時に巣を守る要因として力を温存しなければなりません。
このように組織を守っているのです。
会社にしても「売り上げの8割は全従業員の2割が生み出している」
「仕事の成果の8割は仕事時間の2割で達成している」
「仕事の成果の8割は仕事時間の2割で達成している」
こういう風に一見いらないように見える8割もこの2割のための準備期間なのです。
医療の世界でも利益の大半である一般風邪薬だけを売るよりは利益は少なくても流行を抑えるためにも奇病などの薬の開発も行わなければなりません。
このように実際は2割だけでいいのでは??
と思われがちですが、残りの8割は世界が安定するための材料といっても過言ではないでしょう。
なぜユダヤ人は金持ちが多い?!
もともとユダヤ教では同教の間では岡江の貸し借りや利息を取ることは禁止されています。逆にいえば多数派のキリスト教はこのルールの制限外であり結果的に金銭面では豊かになることが出来ました。
この比率も2割にあたるユダヤ人はその財産を狙われて迫害や強盗などが頻繁に行われました。
この少数派のために裕福になったという事例は結構多いです。
社会的地位=経財的地位になるのではないのです。
むしろ迫害され少数派だからこそ経済力を身に着ける必要があるのかもしれません。
むしろ迫害され少数派だからこそ経済力を身に着ける必要があるのかもしれません。
起業するにあたっても投資をするにあたってもこの経済の基本概念である78:22の法則を覚えといて損はないでしょう。